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インプラントにCTは必須中の必須!

インプラントのオペに関して、とある歯科医院のホームページを覗きましたら

「当院ではまず、正確なレントゲン検査、模型作製、綿密な視触診などを行い、インプラント植立に十分な骨の高さや幅があるかチェックいたします」

正確なレントゲン検査ってなんですかね??通常のレントゲンだと、正確に診断できないのでCTを撮影するのですが。

綿密な視触診?インプラントは顎の骨に埋め込むため、歯茎の上からの触診など全く当てになりません。

続きましてこのように書いてあります。

「その際に骨が少ないと判断した場合に、当院の委託先にてCT撮影を行っていただいております。
委託先でのCT撮影には別途、費用がかかるために、当院ではCT撮影が必要と判断した場合のみ、CT撮影を行っております」

という事はCTを撮影しないでオペをする事があるということですね。

そんな恐ろしいこと、私にはできません。

そして挙句にこんな事が書いてあります。

「また最近では、自院に歯科用CTを備えている歯科医院も散見されますが、専門の画像診断センターのCTと比較して、安価なため、解像度が劣りますので、当院では不要な被爆を避けるため、また不要な出費を抑えるために自院でのCT撮影を行っておりません。」

当医院のCTも含め、ちゃんとした歯科メーカーのCTはインプラントの診断には充分すぎる機能と解像力があります。専門の画像診断のCTを見たことがありますが、解像力はほぼ同じで違いなどありません。

きちんとした診断をするために被曝を許容するのは、その恩恵が遥かに多いからに決まっています。

もっとも通常の医科のCTと違って、歯科のCTの場合はオペする場所をピンポイントで撮影するため被曝量は全く大したことありません。被曝量については別の機会に詳しく説明いたします。

結論

長期経過を叶えるためのインプラントのオペに「場合によってはCTの診断は必要ない」などの間違った情報を開示するのはやめていただきたいものです。

今の時代、インプラントのオペにCT撮影は必須とかんがえております。